特に雨樋は破損していても、直接自分にダメージがある訳ではなく、気付きにくい部分にもなります。
雨が軒先から漏れてしまうと、不具合があることを十分に理解し、屋根や壁だけではなく雨樋も気にしてもらえたらと思います。
・雨水が軒先・軒裏や外壁にまわって建物が腐食することを防ぎます。
・躯体や基礎回りへの雨水の侵入によるジメジメや湿気から住まいを守り、快適性を高めます。
・軒下地面が雨だれで掘り下げられ、外壁庭木などを傷めるのを防ぎます。
雨樋があると建物の土台や外壁が傷んで受ける劣化やダメージを防いでくれます。例えば、土台や外壁にひび割れがあれば、そこから雨水が染み込んで雨水が浸水してくる事があります。
また地面の排水機能が十分でないと、建物の土台下は常にじめじめと湿気過多な状態になります。こうなると外壁にはカビや苔が生え、木材が腐食し白アリの巣になってしまいます。
また雨樋がない場合、屋上と外壁の継ぎ目はむき出しになっている場合が多く、そこから雨漏りする危険性が高くなるとも言われています。雨樋は、これらのトラブルやダメージから建物を守ってくれるメリットがあります。
①ゴミ詰まり
雨樋はその形状から、中に砂が溜まって泥になっていたり、落ち葉がたまっていたりします。特に落ち葉のつまりは深刻で、排水不全の原因になりますので、近くに樹木がある場合はこまめなチェックが必要になります。特にたまりやすいのが集水器の部分になります。
その形状から、軒樋と集水器は異物の存在を発見しやすく、除去するのも簡単です(高所に登る場合はくれぐれもお気を付けください)。
面倒なのは竪樋のつまりです。中の様子が見えませんので、排水が順調がどうかで確認する必要があります。そのためにも、普段の水の流れを把握しておくと便利ですね。
竪樋が詰まっている場合は、以下の方法をお試しください。
いらない布を長い針金の途中に結びつけ、竪樋内部の直径幅くらいの大きさのボール状にします。竪樋の上から先に針金を通し、布のボールを続いて落とし、下からのぞいた針金を引っぱります。布切れのボール部分がごみを掻き出してくれます。布のボールが途中で外れるとそれがつまりの原因になりかねませんので、針金を一周まわすなどして絶対に外れないようにしてください。
②雨樋を固定する金具が錆びていないか?
雨樋を固定する金具は「樋受け」などと呼ばれますが、設置から年数が経つと、もろもろの不具合が生じる可能性があります。固定が不確かになると傾斜に狂いが生じ、雨水の流れが悪くなります。
また、経年劣化した金具の錆びから金具が壊れ、雨樋外れや、最悪の場合落下の危険もあります。傾斜の狂いは部分的な補修では改善がむずかしく、その場合は一度専門業者に見てもらうようにしましょう。
③経年劣化
雨樋の耐用年数は一般的に20年前後と言われています。ただし、ビル風等の強い風が吹く住宅街に建っている建物の雨樋や、台風の多い地域の雨樋はそれよりも耐用年数が落ちてしまいます。雨樋が外れたり穴が開くと、そこから雨漏りや浸水、腐食やカビなどの家屋へのダメージが広がるので、早めの交換を心がけましょう。
特に雨樋は破損していても、直接自分にダメージがある訳ではなく、気付きにくい部分にもなります。
雨が軒先から漏れてしまうと、不具合があることを十分に理解し、屋根や壁だけではなく雨樋も気にしてもらえたらと思います。
会社名 | 株式会社ほっとほーむ |
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